嶽心荘(横山大観旧アトリエ)
で過ごす至福に時間
嶽心荘は、昭和初期に建てられた純和風の茅葺き屋根の日本建築です。日本画の巨匠である横山大観 画伯の別荘(アトリエ)として建てられました(興隆寺史)。大観画伯は、玄関を背に左手に見える高社山の壮大な景色にインスピレーションを受け「嶽心荘」と命名したと伝えられています。1800坪の敷地に現存する3棟からなる110坪の嶽心荘は、自然の中に凛と佇みパワースポットとして訪れる人の心と身体を癒してきました。
大観画伯が入った源泉掛け流しの温泉は、医王山(裏山)から湧き出ており、医学的にも素晴らしい効能があります。
画伯が描きたいと思った大自然の中で、この温泉に入り心と身体を癒すことができるのは「須坂温泉健康の森RVリゾート」のヘルスツーリズムに参加された方だけです。
嶽心荘について
ヘルスツーリズムでは、原則、二日目を嶽心荘で 過ごしていただきます。素晴らしい日本文化を肌で感じてください。
嶽心荘と横山大観画伯
嶽心荘は、佐野にある曹洞宗・興隆寺の建物で、嶽心荘のあった場所は、元々、興隆寺の隠居所でした。
昭和初期、村おこしの目的もあって横山大観画伯を招いたことが始まりです。
この建設に当たり、大観画伯は、自宅客間「鉦鼓洞」を再現し、図面に朱を入れて手直しするなど、情熱を注いだと伝えられています。
大観画伯は、計画当初より「日本美術院のメンバーらをはじめとし、みんなで美を追究する拠点としたい」という思いであったようです。
当時の記録にも、前田青邨など日本美術院のメンバーの参加について記されています。
しかし、完成後まもなく、海外展覧会の準備や第二次世界大戦前後の社会状況の悪化などから、大観画伯の足は途絶えてしまいます。
大観画伯の思いと仲間
大観画伯は「嶽心荘を、みんなで美を追究する拠点としたい」という思いがありました。
その思いを裏付けるように、この建築には、荒井寛方* 画伯、前田青邨** 画伯ら複数の日本画家が参画していることが記録にも残されています。
その記録によれば、特に、荒井寛方画伯の助力は大きかったようです。
前田青邨画伯は、長屋門の下絵を描いています(長屋門は移築され、現況は不明)。
嶽心荘の完成披露式には、大倉財閥の大倉喜七郎 氏をはじめ、日本美術院の主要メンバー10人が招かれ、三日間にわたる祝宴が開かれました。
大観や日本美術院の主要メンバーが
癒された源泉掛け流しの「大観の湯」は、三方が見渡せる露天形式の温泉です。
「大観の湯」に入れるのは、このツアーに参加された方のみの特権です。
大観画伯とその後
その後、手紙のやりとりが主になり、大観画伯の再訪問は、昭和7(1932)年が最期になりました。
それには、ローマ展の準備(結局、開催は見送らている)などの事情があったようです。
その後の日本は、五・一五事件などがおこる不穏な時代に突入していきます。
大観画伯と嶽心荘は、疎遠にはなりましたが、昭和20(1945)年の空襲で焼失した 東京の自宅を再建するとき、 その絆が功を奏しました。『囲炉裏のある茶室』(嶽心荘の象徴的な一室)が、画伯の東京にある自宅客間「鉦鼓洞」の写しであったからです。
*荒井寛方・・・日本画家。仏画を得意とし、インドのアジャンターの壁画、 法隆寺金堂壁画の模写にも参加している。
**前田青邨・・・日本画家。武者絵の第一人者として名高い。
文化勲章受章(昭和33年)。元東京芸術大学学長、平山郁夫画伯の師。
嶽心荘 のその後
第二次世界大戦中~直後
昭和19(1944)年、住友吉右衛門(住友財閥当主)一家の疎開先となり、以後10年間使用されました。
今も、防空壕がそのままの形で現存しています。
戦後:昭和32年~平成19年まで
昭和32(1957)年、企業主の別荘となり、その後は、旅館の別館として使用され、著名人が多数訪れています。
日本、韓国のテレビドラマなどのロケ地にもなりました。
しかし、経済情勢の変化などにより、建物は次第に荒れていき、嶽心荘は平成19(2007)年に再び興隆寺に戻りました。
平成20(2008)年以降
嶽心荘は、大澤智恵子(現一般社団法人myqol健幸倶楽部理事)により 嶽心荘プロジェクトとして再生が始まり、建物の修復が行われました。
大澤は、嶽心荘を「命の里」として活用し、その佇まいの中で、多くの方の心と身体を癒してきました。
自然の中で時を過ごすだけで、元気になる不思議な力のある嶽心荘は、パワースポットと言われています。
令和6年4月より
一般社団法人MyQOL健幸倶楽部は、須坂市を拠点としトレーラーハウスを活用した防災と健康を目指した新しいヘルスツーリズム事業を開始しました。その重要な拠点として活用される嶽心荘は、再び輝きを戻
嶽心荘プロジェクトを終えた今
大澤は、嶽心荘の保存と有効活用をするために嶽心荘プロジェクトを立ち上げ15年間、以下の活動をしてきました。
1,人と地域の再生により
「より高次の健康づくりを支援する活動」
・季節のつみ草料理や薬膳料理、精進料理などの健康食を
頂き自然に感謝しながら身体を労わる。
・自然の中で何もせず鳥の囀りに癒されたり、心と身体を
リフレッシュするための各種ヒーリング体験をして、自分
の健康を考える時を持つ。
・自然や人との繋がりの中で、人間の優しさを思い出す。
2,倒壊の危機にある「大観画伯ゆかりの『嶽心荘』」を保存する」
・茅葺き屋根をトタンで修復し、床や壁を修復しました。
・興隆寺と共に、雪で倒壊した湯屋と玄関を修復しました。
現在と今後の嶽心荘の活動
パワースポットである嶽心荘を、心と体の健康を維持するためのヘルスツーリズムの拠点として活用していきます。
手が加えられていない自然の中に佇むた嶽心荘は、不思議な力があると言われています。
心と体が疲れた時、縁側で寝転んで景色を見ているだけで元気になります。
優しい囲炉裏火を見ていると静かな時の流れに、身を置いている自分を好きになれます。
源泉掛け流しの「大観の湯」につかっていると身体も心も蘇ります。
どうぞ、嶽心荘で元気になって下さい。
自然に、そしてその恵みに感謝!
この出会いに感謝!
嶽心荘に感謝!
須坂温泉健康の森リゾートのヘルスツーリズム
都会の喧騒の中、
疲れきっている自分はいませんか?
体が助けを求めていませんか?
心が泣いていませんか?
自分の健康は、自分で守る。
その当たり前を忘れてしまう現在だから
自然の声に、耳を傾けてください。
自然の中で、本当の自分を見つめてみましょう!
さあ深呼吸をして、あなたは大丈夫・・・
元気になるために、
少しだけのお手伝いをさせてください。